妄想徒然紀行

僕という矮小な人間の大いなる退屈な日々の記録と、それにひっそりと横たわってくれる素晴らしき現象の記録。専門用語は使わず、ごくごく個人的な感想だけでつづります。
また、電子書籍始めました。宜しければご覧ください。http://p.booklog.jp/users/mousouman
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「砂漠の流刑地」(ふくろうず)


「砂漠の流刑地」(ふくろうず)


2011年6月発売。ふくろうず3ndアルバムにしてメジャーレーベルデビューアルバムのリードシングル。

いや参った。僕はこのバンドはデビューの時から好きで、アルバム毎にぶっとばされてきたもんだけど、この新曲にもやっぱり降参せざるを得ない。

アルバムタイトルとこのジャケ写真は前からリリースされていて、何だか随分と奇抜な感じにいっちゃったなあと思っていた。

このバンドのいい所は、かっこつけずに、その辺にいそうな大学生が、決して奇をてらわなずに等身大の音楽を楽しみながらやってる所だと思うのだ。そして、普通の癖に物凄くいい曲という。バンドプロフィールにある「普通のJ-popバンド」という言い方が全てを表している。

だから、メジャーデビューと同時に変な方向(音楽的革新みたいな)にいっちゃったんじゃないかと心配していたのだ。

で、この新曲。全然ふくろうず。今まで通り、2011年の僕達の日常的な音楽で、別に目新しい事も個性的な事も何もしてない。

でも、物凄くいい曲だ。身も蓋もない言い方だけど。

行く先も見えないし大して誇れる個性もないし、でも人生は普通に送れてしまう、どっかで冷めた世代の僕達の日常のアンセム。

エキセントリックで、メロンコリック。ギターのノイズがシューゲイザー。
だから、否応無しにスーパーカーを思い出してしまうんだけど、何だかそこにNumberGirlの匂いも感じてしまうのは僕だけだろうか。

遠くの方がキラキラしてて、ただただそれを見つめていて、別に声は出ないんだけど、ちょっと泣きたいような気分がしちゃう。

で、ふくろうず特有(というか内田さん?)のちょっとした毒というか悪戯っぽさが加わってる。

ああ、いい。今年のNo1ソングは既に「ごめんね」で決定していたのだけど、ひょっとしたら抜いちゃうかも。
ライブが楽しみ。

あと、PVの内田さんが可愛すぎる。冷めた顔してちょっとぶっとんでて、何だか癖っけのあるこの感じが、たまらなくタイプです。

| モウソウマン | ご近所の名曲【邦楽】 | 00:45 | comments(0) | - |
新世紀のラブソング (ASIAN KUNG-FU GENERATION )

新世紀のラブソング 

2009年発売。ASIAN KUNG-FU GENERATIONの13枚目のシングル。

 アジカンは、何だか忘れた頃に凄まじい名曲をリリースしてきますねえ。新曲が出るというから、惰性のようにamazonで予約し、すっかり忘れてた頃に自宅に届き、暇つぶしに聞いてみたらびっくりしました。いや、これは名曲です。 

アジカンらしからぬラップ調のヴォーカルで始まる辺りはちょっと違和感覚えましたが、後半にかけての怒濤のロックバラードは必殺のアジカン節。 どうにも期待できない世界をシニカルに斜めから見ながら、それでも生きていく事への絶望感というかなんというか。世界観的にはワールドアパートを無表情にしたような感じでしょうか。 

ワールドアパートに続いて、また0911を彷彿とさせる歌詞が出てきますが、この人はあのテロにそんなに衝撃を受けたのでしょうか。 いや、あんなに凄まじい出来事が現実に起きたのに思った程感情が動かない自分や、特に影響を見せずに進んで行く日常へのギャップが、こういう歌を産み出すのでしょう。 

1990年以降、くるりやNumber Girlやスーパーカーなんかのジャパニーズロックレジェンドバンドは色々出てきましたが、解散もせず、昔からのファンの期待を裏切ずに進み続けているのは実はアジカンなんじゃないかとすら思えます。 昔ながらの世界観や曲調ながら、飽きられないように少しずつ変化を加えながら、それでも楽曲の力でストレートに来る。それって、本当に難しい事です。変化し続けて行く事の方がひょっとしたら簡単かもしれない。 

くるりなんか、もう全然面影ないものね。そうやってすっかり下らない感じになっちゃったし。 

 頑張れ!アジカン!!
| モウソウマン | ご近所の名曲【邦楽】 | 00:05 | comments(0) | - |
地獄先生(相対性理論)


地獄先生

2009年発売。インディーズバンド、相対性理論の2stアルバムに収録。

まだ僕も彼女達を知って間もないので、正直あまり詳しい事は知らないのですが、このアルバム、そしてこの曲はもう最高です。

確かにポップな曲なんですが、物凄くひっそりと毒が潜まれている。いや、毒があるのは物凄く分かりやすくてバレバレのですが、どこに毒が込められているのか分からない、とでも言いましょうか。

かつてNUMBER GIRLが歌う少女は、どことなく危うくて不気味で、そしてエロティックでしたが、この曲で歌われる少女も、限りなく無垢で危うくて、どこまでも残酷で、そしてたまらなくエロティックなわけです。

でも、多分歌詞にそこまで意味はなくて、ただの言葉遊びというか、でもその不思議な言葉の浮遊感がふわふわして気持ちいい。

ささやく少女のようなヴォーカルと、ギターのアルペジオがたまらなく気持ちいい。
これはこれでサイケデリック。トリップしちゃいます。しかも、結構やばい方に。

大人になった男にとっての女子高生像って、こんななんですよね、きっと。今時のギャルとか、ませた女子高生とかじゃなくて、透明感があって、ともするとするりとどこかへ消えてしまいそうで、色白で、ささやかに笑うと凄くかわいくて、幼いんだけど身体は大人で。

あああああああああ、やばいな。すげー気持ちいい。


| モウソウマン | ご近所の名曲【邦楽】 | 01:13 | comments(0) | - |
染まるよ(チャットモンチー)


染まるよ

2008年発売。シングル。

昔の友人が、こんなうまい事を言っていた。

「ロックっていうのは、切なくなくてはならない」

なるほどなあ、と僕は感心したものだ。

つまりロックというのは、ただ単に決して楽観的なわけでもなく、ただやみくもに攻撃的なわけでもなく、あくまで根幹にあるのは「ここにないものを願う気持ち」なのだ。空白をかき消す為に享楽的な音を鳴らし、実現されない現状への苛立から攻撃的な歌詞を乗せるのだ。
かつて、どれだけ多くのスターと呼ばれたバンドが、結局は解散してしまった事だろう。つまり、そういう事なのだ。永遠なんて幸せなんてない。ずっと続く夢なんてありえない。どれだけ人々の崇拝を集めたカリスマも、いづれは年老い、落ちぶれ、死んでしまう。
そう、ロックは、いつかは消える。所詮、音楽なのだ。世界なんて変えられない。

少々大げさになってしまったが、つまりロックというのは「切なさ」なんだ、と言いたかったのですが。

で、この曲。切ない。シンプルな音だし、スローなバラードだし、よくある展開の曲といえばそれまでなのだが、凄く研ぎすまされた感じだ。

上述した通り、ロックというのは「今ここにはないもの」を歌う。
ここで歌われるのは、もともと存在しないものでも、欲しくてたまらない理想でもなく、「無くしてしまったもの」。まあ、ただ単に別れた後の女の子の心境が歌われているのだが、決して美談にするわけでもなく、大げさにするわけでもなく、淡々と、時にシニカルに、つぶやきのようにきれぎれになった感情の後始末を独白していく。
クールに、出来る限り客観的に。
この辺の感覚が、物凄くリアルで、「ああ、失恋した後ってこんな感じだよね」という気持ちにさせてくれる。

淡々と続いた後は、彼女達お得意の感情爆裂型に繋がる。

いつだってあなただけだった
嫌わないでよ
忘れないでよ

突如としてやってくる感情の洪水、未練、悔しさ。
そんな簡単に整理なんて出来るわきゃないのだ。

シンプルな展開から一気にこういう流れにもってこれるのは、さすがだなあと思ってしまう。
秋の夜に一人で聞きたい曲です。物思いに耽りたいときは、是非。
| モウソウマン | ご近所の名曲【邦楽】 | 13:20 | comments(0) | - |
Laugh away (YUI)


Laugh away

2008年発売。3ndアルバム冒頭を飾る曲。

音楽というのは、いうまでもなく形のないものであり、だからこそ客観的な評価というものができない。多分に趣味や感性や、そしてまたその時の気分によって捉え方が変わるからだ。
そして無形だからこそ、音楽というのは様々な要素を併せ持つ。

僕にとってみればそれは、景色であり、匂いであり、想いである。その曲を聞く事によって、あの時あの瞬間の、あの景色や匂いや想いを思い出す。そしてまた、そうした記憶を掘り起こしてくれる曲こそが、心に残る名曲だったりする。

YUIのLaugh Awayは、そうした意味で名曲だと思っている。この季節にリリースされたという事もあるのだろうが、春特有の甘酸っぱく切なく、でも同時に前向きな決意に満ち満ちている気がするのだ。
この曲を聞くと、あの時に見た空を思い出すし、山を思い出す。深く傷ついた別れと、そこから踏み出すエネルギーがふつふつと湧いた時のあの感じを思い出す。

2008年の春は、間違いなくこの曲だと思う(ちなみに昨年はYUIのCHERRYだった)。

この人の歌声は、本当に春が似合うと思う。
| モウソウマン | ご近所の名曲【邦楽】 | 14:47 | comments(0) | - |
恋愛スピリッツ(チャットモンチー)


恋愛スピリッツ

2006年発売。1stアルバム、耳鳴り収録。

はい、女の怨念の歌です。
最初聞いた時は、歌い出しの歌詞とか、激情型のギターとか、「恋する乙女の一途な思い」的な歌かと思っていた。

しかーししかし。よくよく聞いてみるとそれだけではない。怨念の歌だ。

主人公の女の子が好きな男がいて、恐らくその男とは男女の関係にある。ただしかし、男には本命の女がいて、その女とは恋人の関係にはない。
男は、空白を埋める為に主人公の女の子と一緒にいる。そして主人公の子は、その事実を知っている。
男への尽きぬ想いと、願いと、捨てられる恐怖と、しかしそれでも、
「だからあなたは私を手放せない」という呪いとも思える言葉で締めくくられる。

こんな経験は、個人的にない事はない。性別は逆だが、僕が昔本気で好きだった女の子は大好きな男がいたが、その男は彼女の事を好きではなかった。彼女は一途に思い続ける一方で、虚しさを埋める為に僕といた。それこそ、毎晩だ。

当時の僕は、それを当然知っていて、それでも自分が何らかの居場所を彼女の中で見つけられるならばそれでよいと思っていた。僕こそ一途に思い続ける事こそが、美しい事だと思っていたのだ。

しかし、彼女は想いを遂に果たした。男が、ようやく振り向いたのだ。

そうして、その瞬間に、僕は居場所を失った。自分が、いかに滑稽で惨めな存在であるかを強烈に痛感させられる事になった。今まで美談でごまかしていた自分の欲望がいかに醜いかを悟り、同時に自分の非力さと孤独さを思い知る。

この曲の主人公の女の子は、恐らく自分が捨てられる事を心のどこかで知っている。その現実に恐怖しながらも、それでも強く思い続けている。思い続ける事こそが、彼女にとっては存在意義である筈なのだ。

そしてその瞬間が来た時に来る絶望。そこには悲劇しか待っていないと思うのだけど。

この曲はバンドのフロントマンの橋本さんが歌詞を書いたらしいけど、個人的な体験が元になっているらしいけど、一体どんな経験をしたんだろうと、よけいな事に興味津々であります。こんな生々しくて怖い歌が書けて歌えるんだから、すごいなあと思う。

なめちゃいけませんぜ、このバンド。
| モウソウマン | ご近所の名曲【邦楽】 | 01:34 | comments(0) | - |
未完成ライオット(monobright)


未完成ライオット

2007年発売。monobright、メジャーデビューシングル。

うーむ。最初に言っておくと、この曲は悪くない。というか、結構かっこいい。特にサウンドに関しては、もうビリビリきちゃう。リズムはいいし、ギターリフは病みつきになる。

しかーし、まあ、いいのですが、色んな先人の影響を受けすぎというか、まあ模倣な感じがどうしてもしてしまう。

具体的にいうと、Numbergirlとアジカンね。全員眼鏡というのも、うがった見方かもしれないが、やはり模倣な気がしてしまう。
世界観とプレイに関してはNumbergirlで、ヴォーカルとバンドが持つオリジナリティがアジカンというべきか。後者に関してはレコード会社の指針なのかもしれんが。

恐らく彼等の持つポテンシャルは、結構凄いものな気がするのですが、模倣元を知っていると、どうしても安っぽく見えてしまう。レベルがオリジナルに比べて低いという意味でなくて、アーティストとしての存在が、二番煎じに見えてしまうのです。

まあフォローをしておくと、初めて見た(or聞いた)時からそんなきな臭い匂いがプンプンとしていたので結構長い間敬遠していたものの、どうにもあのリフとリズムが頭から離れず、遂には買ってしまいました。
それ位、曲はかっこええ。
是非是非、こっから一点突破してほしいもんです。
| モウソウマン | ご近所の名曲【邦楽】 | 14:21 | comments(0) | - |
Jubilee(くるり)


Jubilee

2007年発売。同じく2007年発売のアルバム、ワルツを踊れの先行リードシングル。

前から言っている通り、ここ最近のくるりはほんと疑わしい事の連続だった。

いや、くるりそのものがどうこうというより、意味不明に肥大化してしまったファンに対する不信感だったのかもしれない。

何で岸田繁がアイドルのような扱いをされなきゃいかんかったのだろう。どうして彼に黄色い声援が飛ぶのだろう?

そしてまた、くるりの曲を聴いていれば「音楽分かってる」ような風潮も気に食わないことの一つだった。手放しで褒め称えて「天才」とか「名曲」とかいうポッと出のエセファンに、吐き気がしたものだ。

そんな、周囲の環境が狂ってきて、くるりそのものも狂ってたと思う。そしてそのせいかどうか分からないけど、大村達身がくるりを去った。

結果論だろうけど、大村さんはきっとくるりの核の部分には合わなかったのだろう。途中から入ったメンバーとかそういう事ではない。
おかしくなってしまった磁場と、意味不明のプレッシャーに追い詰められて迷走したバンドは、大村さんという希代のギタリストを失うという代償に、ようやく自身に宿るピュアなものに気がついた。

岸田さんがインタビューで言っていた通り、くるりとは、つまりは最終的には岸田繁と佐藤征史の事なのだ。

森さんやクリストファーや大村さんも、決して無駄だった訳ではなく、必要なファクターだったのだが、そうした出会いと別れと青春の日々の紆余曲折を得て、くるりは本来の姿になった。

様々な恋人と出会い別れて成長して、そして最終的な伴侶を見つけるように、くるりは遂に最終局面に到達したのだ。

そんな風に見てみると、「歓喜」という冠を授けられたこの曲は、実に感動的に映る。
くるり、起死回生の一発だ。

胸を突く悲しみを帯びた別れと、そこから見える新しい景色への希望を歌ったこの歌。

オーストリアで録音されていると聴いていたので、ストリングスをふんだんに使ったアレンジに「当たり前すぎねーか??」と最初思ったものだった。

しかし、何度か聴いているうちに、じんわりと悲しみと感動がやってきた。
モノローグのように淡々と紡がれる言葉。美しいメロディー。相変わらず秀逸な詩。

くるり必殺の、するめソングだ。

だから、早急にこの曲を褒め称えたファンは、嘘っぱちだ。くそくらえ。一発でこの曲がよいなんて思える奴は、きっとニセモノだぜ。
| モウソウマン | ご近所の名曲【邦楽】 | 01:40 | comments(2) | - |
くるりの新曲が出ますね
くるりの新曲があとちょっとで出る。

何でも、オーストリアでレコーディングをしているとか。

実は、ここ最近のくるりの活動はあまり追っていない。
「THE WORLD IS MINE」で最高の沸点を記録してから、少しずつ僕の温度は下がっていった。特に「NIKKI」はひどかった。
そしてここ最近の「アイドル状態」のくるりには、とてもじゃないがついていけなかった。もっと、ださださの、キチガイじみた変態だった筈だ。若い女の子が「かわいい!」なんて言えん位の、「ヒく」タイプの変態だった筈なんだ。

大村達身さん(実はちょっとだけ繋がりのある方だった。ライブにもよく招待して頂いた)が脱退してしまってからは、僕の興味は更に下がってしまった。

でも、やはり彼らの曲はいい。「東京」「ランチ」「ミレニアム」「街」「ばらの花」「トレインロックフェスティバル」「Guilty」「Worlds End Supernova」「HOW TO GO」・・・。もう何年も聞いているが、未だに飽きない。

きっと、僕がこの先何年生きるのかしらないけども、人生のバンドというものを挙げるとするならば、確実にくるりはそれだ(あとはoasisかな)。

だから、やっぱり期待してしまう。特に、くるり名義のリリースされる曲としては相当に久々の新曲だ。

どうやら視聴とかもネットなり店なりで出来るようだが、あえてしないでおく。
初めてその音を聞いた時、僕はどう思うのだろうか。その瞬間を、意識して迎えたいと思う。
| モウソウマン | ご近所の名曲【邦楽】 | 03:30 | comments(0) | - |
Drop (CORNELIUS)


Drop

2001年リリース。アルバム「Drop」収録。」

切れのいいアコースティックギターの音と水の音が溶け合う、珠玉のBGM。

水の、「ポチャポチャ」とか「ボコボコ」とか「ピチャピチャ」という音がですね、とにかくずっと鳴ってるのですよ。それに乗っかるようにギターと日本語の「単語」のヴォーカルと、単調なリズムがずっと鳴ってるのですよ。

いやはや、これは摩訶不思議。トリップしちゃうというのはこういうのを言うんでしょうね。

コーネリアスって、テクノとかでばりばりエレクトリックな人なのかと勝手に思ってましたが、実はそうではありません。いや、エレクトリックな機材は使ってるのでしょうけど、何つうか、「音」を遊ぶ人なのだなあ、と(すいません、あんま詳しくないので)。
ギターの音とか凄く気持ちいいし、「あったかい」のです。そしてまた「気持ちいい」。

是非。
| モウソウマン | ご近所の名曲【邦楽】 | 17:29 | comments(0) | - |
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