妄想徒然紀行

僕という矮小な人間の大いなる退屈な日々の記録と、それにひっそりと横たわってくれる素晴らしき現象の記録。専門用語は使わず、ごくごく個人的な感想だけでつづります。
また、電子書籍始めました。宜しければご覧ください。http://p.booklog.jp/users/mousouman
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A Maximum High(Shed seven)


A Maximum High


1996年発売。Shed Sevenの2ndアルバム。

いやー、こういう事ってたまにありますが、もうこんなバンドの事を思い出す事なんてここ10年位なかったのですが、何故か、ふと、思い出してしまったのです。

彼ら、1990年代にイギリスで爆発的に流行ったブリットポップムーブメント初期の申し子です。その後OASISとかBlurとか出てきてもはやすっかりメインストリームからは消えてしまって過去の方々ですが、僕が浪人時代にこのアルバムは死ぬ程聴いたものです。
王道で、何の工夫もない90年代のUKロックですが、勢いに満ちあふれていて、凄くいいです。

浪人時代に知り合ったUKロック好きの友人に薦められて(彼の名前すらもはや忘れてしまいましたが)借りてMDに入れて何度も何度も聴きました。

時が経ってブリットポップもOASISも過去の遺産となりつつあって、僕も大人になって、Shed Sevenなんて頭の片隅にもなかったのに、突然、何のきっかけもなく思い出して、それでこのアルバムが無性に聴きたくなって、itunes Music Storeで諦め半分で検索してみたら・・・出てきました!このアルバムはなかったのですが、Shed Sevenのいくつかのアルバムと、ベストアルバムが(Going For Gold)!

OasisとかUKロックが好きな方とか、或いはアジカンみたいな近代日本のロックが好きな方は、きっと何らか思う筈!!

是非!
| モウソウマン | よいアルバム【洋楽】 | 03:13 | comments(0) | - |
Xtrmntr(Primal Scream)


Xtrmntr

Primal Screamの6thアルバム。2000年発売。

嘘っぽい戯れ言とか、体のいい言い訳とか、建前とか、偽善とか、社交辞令とか。

そういうのは、このアルバムの前では一切通用しない。みんなが隠したい色んな真実が、全て暴かれてしまう。そして、殺される。

「KILL ALL HIPPIES」というあまりに強烈なメッセージのタイトルから始まるこのアルバムは、全編通じて非常にアグレッシブで、攻撃的で、破壊的で、官能的。
本当に、「宣戦布告」というキャッチフレーズが凄くしっくりくる。

ドラッグとロックンロールという、退廃的で快楽的な「アシッドハウス」というムーヴメントが80年代から90年代のイギリスにあったのだけど、このPrimal Screamというバンドはまさにそのアシッドの申し子で、享楽的で肉体的なロック&ダンスミュージックをやってきた。
そんで、そんなセクシーな匂いをそのままテクノという箱にぶちこんで、一気に加速してしまったのがこのアルバムだと思う。

1曲1曲を単発で聞いてもいいのですが、アルバム通して聞くと更にトリップ感倍増です。リリースされてからもう8年も経ちますが、未だに僕の中ではアルバム通してベヴィーローテションなアルバムだったりします。
| モウソウマン | よいアルバム【洋楽】 | 18:29 | comments(0) | - |
IN RAINBOWS (Radiohead)


IN RAINBOWS

2007年発売。Radioheadの7作目となるオリジナルアルバム。

このアルバムについてはもう何だか色んな所で散々批評をされているので、今更どうこういう事の意味なんてあまりないのかもしれない。

ただ、このアルバムについて語る時に忘れてはいけないのは、次の二つ。(1)ダウンロード販売で先攻リリースされたという事と、(2)「物凄く」いいアルバムであるという二点だ。

ダウンロード販売というと、少し語弊があるかもしれない。どうしてかというと、「買わなくても」いいからだ。ユーザーは、ダウンロードする際に自分で値段を決められる。むろん、無料でダウンロードする事も出来る。そしてダウンロードする画面に現れるメッセージは「Its Up To You」(全ては君次第)だったと記憶している(違ってたらすいません。でも、意味は大体こんな意味だった筈)。

何だかRadioheadって、今までのアルバムを聞いていると、自己否定から始まって、怒りがあって、無我の境地があって、やがて形容しようのないおぞましい世界に突き進んでいっていたような印象がある。
それが、ここにきて「君次第」。ダウンロードする時は分からなかったけど、このアルバムを聞いて思うのは、この「君次第」というメッセージが決してネガティブな意味ではないという事。どちらかというとポジティブで、「僕次第だから何とかせなな」と思わせてくれるような意味合いなんじゃないかという気がする(むろんそれは厳しい事でもあるのだけど)。

上の(2)にもあるように、このアルバムは単純にアルバムとして「いい」。ストレスなく聞けるし、何度も聞きたくなる。何か、決して派手な曲があるわけではないし、物凄くキャッチーなポップソングがある訳でもないんだけど、自然とすんなりと、心の内側に入ってくる。
そしてこれが重要なんだけど、最近のRadioheadからは考えられないような優しくて温かい曲が多い。「kid A」みたいな凍り付くような絶望感もなければ、「Amnesiac」にあったようなカオスもない。ただただそこには、人の儚い思いと、希望と、願いがある。
そして最後の曲を聞き終えた後に来る安堵感と気持ちよさの中で改めて「君次第」という言葉を考えてみると、やはり決してあれはネガティブな意味じゃなかったんだと思わせるのだ。

Radioheadが、ダウンロード先攻リリースという方法論に何かの意味を持たせていたのかどうかは知らない。持たせていたのかもしれないし、そうではないのかもしれない。
ただ、インターネットという最先端で無機質な概念によって産み落とされた音楽が、こんなにも優しくて温かい曲である事は、一種の感動だったりもする。

ところで、僕はこれをダウンロードしつつ、更にこないだリリースされたCDもちゃんと買った。収録されている曲は全く一緒。
この行為に意味を成さないと思う人は、恐らく多分、Radioheadの事をそこまで好きではない人なんじゃないかと思う。多分、Radioheadファンを公言する人ならば、きっとダウンロード版もCD版も持ってるんじゃなかろうか。

音質は、CD版の方がよい気もする。でも、ダウンロード版も別に悪いわけじゃない。問題は、そんな事じゃないのだ。

何でなのか分からないけど、やはりネットで安易に落とされる快楽よりも、より物質的な「感覚」が欲しいのかもしれない。Radioheadが、きちんとCD版もリリースするのにも、その辺に意味があるからなのかもしれない。

違うのかもしれないけど。

| モウソウマン | よいアルバム【洋楽】 | 00:23 | comments(0) | - |
Dead Children Playing: A Picture Book (radiohead)


Dead Children Playing: A Picture Book


2007年10月30日発売。

バルセロナでは発売されたらしいのですが、日本で発売されるのはおそらくこれが最初かと。そしてこれは音楽ではありません。アートブックでございます。

「スタンリードンウッド」と聞いてぴんとくるあなたはきっとかなりのRadiohead通。そう、このアートワークはこのスタンリードンウッドとトムヨークの手によるものなのですが、スタンリーさんというこのかたは、radioheadのアルバムアートワークを毎回手がけている方なのです。第五のradioheadなんて言われてますね。それくらい
このバンドに取ってみれば重要な人物なわけです。楽器を演奏しないだけで。

radioheadの世界観の持つイメージは、よく悪くもアルバムジャケットに左右される気がするのは僕だけじゃないでしょう。OK Computerの世界観はあの白く無機質なジャケットに描かれている世界観以外ありえないし、kid Aはポリゴンちっくな立体的な山に間違いありません。

radioheadの音楽は、あのアートワークと一緒に感じて初めて体を成すものなのです。

とすると、このアートワーク集、買わないわけにはいかないじゃないですか。ええ、結構気になってます。80Pもあるのに結構安いし。

個人的にも、かなり楽しみにしているわけであります、はい。
| モウソウマン | よいアルバム【洋楽】 | 21:54 | comments(0) | - |
oasisのベストが出る


oasisのベストが発売されます。

oasisがいなければ、僕の人生はもうちょっと違うものになっていたと思う。

具体的にどう違う、とはいえないけども、oasisを知らなかったらもうちょっと悪い人生だったかもしれない。実は、もっといい人生だったかもしれないけど。それは、勿論誰にも分からないし分かる必要もないのだと思う。

彼等に出会うまで、僕はとかくビクビクした人生を送っていた。簡単に言えば、「自信がなかった」のだ。自分の思っている事ややっている事がひょっとしたら周りから見たら物凄く駄目なことなんじゃないか、と意味もなく思っていた。

oasisを聞いて、そんな自分を打破できた気がする。何か、実は物凄く簡単な事で、下らない事なんかに悩む必要なんて全然なくって。
「自分を持つ」なんて、陳腐でありふれた言い方だけど、これが難しい。
でも、分かってしまえば物凄く自然な事だった。

こうして、僕は今では「無礼」「傍若無人」「無頓着」とまるでデリカシーが全くないような形容詞を並べられるような人間になった。これがいいことなのかどうかは分からないけど、少なくとも楽になった。

周りは周りで、僕は僕なのだ。周りの人間が僕に与える影響なんてほとんどない。

こんなシンプルで、最強の思想を教えてくれたのは、oasisだった。

このベスト盤の収録曲が必ずしもいいかどうかはともかく。聞いてみてほしい。君がまだ間に合うのならば、きっと何かを感じる筈だから。

信じろ。信念を。モーニンググローリーを。越えて。
| モウソウマン | よいアルバム【洋楽】 | 15:11 | comments(0) | trackbacks(0) |
Exit Music: Songs for Radio Heads (Various Artist)


exit music

2006年発売。radioheadの曲を様々なアーティストがカバーしているといった所謂トリビュートアルバム。といってもロックな方はおりません。皆さんテクノだとかジャズだとかの世界の方のようで、僕が知っている人は誰一人おりませんでした。でも、その筋の方は割りと知っているアーティストがたくさんいるらしいです。

しかーし、いやー、これがよい。僕はこれをイタリア旅行中によく聞いていたのですが、んもー、最高。特にHigh&Dry。原曲のあのむせび泣くような感じではなく、JAZZテイストで何だか妙にセクシーでムーディー。ヴェネチアの夜にワインでも飲みながら小説読んでる感じです。ぼかあワインなんて飲めないけど。大人の恋って、こんな感じなんでしょうね。

そしてもう一曲、特に好きなのがEverything Is In Its Right Placeのカバー。無機質な不穏な原曲ですが、不安感にドラマティックな演出が加わった感じのアレンジに仕上がっております。ドンドコドンドコ太鼓が鳴ったかと思うと暴力的なピアノの乱打。個人的にはですね、ダビンチコードのテーマ曲ってこれなんすわ。ええ、聞きながら読んでたからですが。でも、ピッタリだと思うんだけどなあ。

radioheadファンなら聞いてみる価値はあるかと。オススメっす。
| モウソウマン | よいアルバム【洋楽】 | 03:35 | comments(0) | trackbacks(0) |
「Whatever People Say I Am, That's What I'm Not」(Arctic Monkeys)


「Whatever People Say I Am, That's What I'm Not」(Arctic Monkeys)


2006年発売。イングランドが誇る、ティーンエイジャーロックの最前線です。

いやですね、これは、このブログを見ているかもしれない10代の子、或いは大学生の為に書いている記事なのです。

と、いうのも、僕個人としては魂をわし掴みにされてる訳ではないのです。何故かというと、若すぎるから。弾ける可能性と、無軌道で無鉄砲で無責任なエネルギーに満ち溢れているこの感じ、全能感、これぞ、ロックンロールなんです。

しかし、27歳になった僕には今更こいつらに乗れる程若くありません。もう、僕の中では終わってしまったのです、この感じは。

だから、ああ、こいつら、いいなあ、と思ってはいるのですが、どうしても他人事のように感じてしまう。僕が18歳だったら、絶対熱狂してたに違いないのに。

だから、もしこれを見ている貴方が10代の、そして男の子だったら、今すぐCD屋に走りに行ってこのCDを探し出してきて買って欲しい。今しか、ロックンロールを自分のものに出来る時間はないから。君には分からないかもしれないけど、もう少ししたらロックンロールっていう概念は、ただの知識になってしまうんだよ。自分の身体の中で爆発させられるのは、今しかないんだ。
| モウソウマン | よいアルバム【洋楽】 | 03:29 | comments(0) | trackbacks(0) |
「BE HERE NOW」(oasis)


Be Here Now


1997年発売。oasisの3stアルバム。

まず最初に言っておかないとならないのは、このアルバムは全世界的に爆発的に売れたoasisの2stアルバムの次のアルバムで、相当に大きな期待を持って迎えられたアルバムである、という事。

そしてまた、2005年現在において、このアルバムはoasis史上最低のアルバムだと評されている事。

そして、僕個人でいえばこのアルバムからoasisを好きになった事もあり、大好きで仕方ないアルバムだという事だ。

このアルバムが他のoasisアルバムと違う点を言えば、音が派手だという事くらいで、最高にご機嫌なメロディーはどこまでも痛快だし、最高にメランコリックなバラードはどこまでも僕等を窓辺の雨を想像させる。そしてリアムの声は相変わらず比類ない。一体どこに欠点があるのだろう?ちょっと大げさな位じゃないか。

多分これがレコーディングされた時期っていうのはリアムもノエルも人生で最もお気楽で幸せだったのだと思う。二人とも結婚したし、金は余る程あるし仲間だってたくさんいた。絵に描いたような人生の絶頂。そういう空気が、このアルバムにはつまってる。だってほんとにいい気分になってくるもの。

きっとみんな、ねたんでるんだ。みんな、ロックってのは苦しくて辛いのを耐えながら歌うものだと決め込んでいるんだ。だから、こんなノー天気に「サイコー」というアルバムを否定しているんだ。現実が苦しいから音楽でハッピーになれる、それも確かに必要な事だ。でも仕方ないじゃん。oasisは当時、現実でも幸せだったんだから。

みんな、oasisのデビューアルバムの「Rockn Roll Star」をもう一度聞いてみるといい。リアムはこう言ってる。「お前にとっての理想は俺にとっての現実」。彼等は、そこまで行ってしまったのだ。本当に。

まあ、当の本人達までもがこのアルバムを「クソだ」といっているのは何だかなあ、という気分ですけどね。
| モウソウマン | よいアルバム【洋楽】 | 17:28 | comments(0) | trackbacks(6) |
「kid A」 (radiohead) 


kid A

2000年九月発売。遠くの方で山が燃えていて、そこに確かに悲劇が存在しているのに自分には何の関係もない、というジャケットワークが表すとおりのアルバム。

ロックって、大なり少なり、自己主張の音楽だと言ってしまって差し支えないと思います。感情の高鳴りをギターに託してギャギャギャギャーって。radioheadも最初はそんなんでした。でも、前作「OK COMPUTER」からそこから少し離れていって、遂にこの「kid A」ではタイトルからして第一人称を捨ててしまいました。

聞いていただければ全てはもう明白なのですが、ここには感情も意見も主張も何一つ大事にしていない世界が広がっています。展開されるのは、ただただ音の世界。ロックの代名詞であるギターの音なんてほんの少ししか入っていなく、大体がサンプリングされた音とか声。そして不安を掻き立てる静かなビート。
ただただ淡々と、目の前の惨状が描かれています。しかし重要なのは、そこに「悲しい」とか「怖い」とか「ひどい」などという感情が入り込んでいない点です。

radioheadがヨーロッパのどこかの国の山奥のスタジオにこもってレコーディングをやっている時にそのスタジオの上を戦闘機が飛んでいったそうです。そしてテレビをつけると、その飛行機がしたかもしれない空爆の映像が流れている(当時、どこかの国でちょっとした戦争まがいの事がありました。どこの国だったか覚えていないけど・・・)。すぐそこに危機や事件が起こっていて、それを目にする事が出来るのに、どこか傍観者になってしまっている感覚。それを淡々と鳴り響かせるアルバムです。「僕はここにいない これは起こっていないんだ 僕はここにいない」(「How To Disappear Completely」 )という歌詞が端的にそれを表しています。

アルバム最後で、ようやく人の心が出てくるのですが、その歌の主人公は睡眠薬を飲んで自殺をしてしまうのです。もう世界を諦めてしまって、自分ではどうする事も出来ないから、死んでしまう。そんな後味の悪い曲で最後が閉じられるのですが、その音が何だかどうしよーもなく綺麗で、美しいんですよ、これが・・・。泣いちゃうぜ、きっと。
| モウソウマン | よいアルバム【洋楽】 | 03:58 | comments(0) | trackbacks(1) |
「(What's The Story) Morning Glory?」(oasis)


(What's The Story) Morning Glory?

1995年発売・・・。いや、歴史に名を残す名アルバムってのは本当にこういうのを言うんでしょう。何しろ、捨て曲が一切なくて、全部が全部シングルで出てもおかしくなくて(実際にそういう話もあったみたいです)、そして泣ける。

あの、あまり説明出来ないんですよ、これは。日曜日の晴れた朝に、このアルバムがかかっていればそれでもうOK!みたいな感じ。

思うのだけど、oasisは本当に天才だったのだと思う。1stはとりあえず楽しそうだからやってやれ!という感じでやってみて、周りがみんな凄い騒ぐからいい気になって、「よしゃ、じゃあ次はもっと驚かせてやるよ」という感じで本格的に音楽やってみたらこの歴史的名盤を作ってしまった。変に計算してなくて構えてない感じがするのはここまで。次からちょっと狙ってしまってずっこけて(僕は好きなのですが)、落ち込んで更にこけて(これも好きなんですがね)、新しいメンバー入ってもう一回やるぞ!と起死回生、さて次は・・・?みたいなストーリー。天才が下手に小細工使わずに才能だけで創るとこうなります、というアルバムです。

アジカン好きな人は間違いなく好きだと思う。アルバム最後の「Champagne Supernova」、泣いちゃうぜ、きっと。
| モウソウマン | よいアルバム【洋楽】 | 03:50 | comments(2) | trackbacks(1) |
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